ごっちんが、無理だって顔をしてる。
ここを剃毛するなんて無理だって顔してる。
大丈夫。
私は目で合図した。
ごっちん、見てて。
もし「剃毛病棟24時」ってドラマがあったら、
江口は間違いなく私だよ。
私はごっちんに右手を差し出し「ハサミ」と言った。
ごっちんは、すばやく、私にハサミを差し出した。
「完璧・・ですね」
ごっちんが憧れの眼差しで私を見た。
たった10分。
ノルウエイの森が、更地に。
そしたら、ナイスタイミングで、先輩とドクターが病室に来たので。
私は先輩に子犬のように駆け寄って
「剃毛したんで、確認してください」
って微笑んだ。
見て見て。
私の武勇伝。
先輩が、オーケーオーケーと、微笑んで患者さんを見た。
下半身を見た。
そして叫んだ。
「頭の手術よ――――――――!!」
この叫びをね、私は生涯忘れないと思います。
先輩、大西ライオンかと思った。
で、一同絶句。
患者さんも、私も、ごっちんも、先輩も、ドクターも。
ただ、病室の時計のカチカチカチカチって音だけが響いてた。
ご、ご覧のとおり、頭ボウボウなわけです。
で、でも、下はつるっつるなわけです。
「なんで・・こんなことに・・」ってドクター。
完っ全っに、剃る場所を間違ってるわけです、私。
ここを剃毛するなんて無理だって顔してる。
大丈夫。
私は目で合図した。
ごっちん、見てて。
もし「剃毛病棟24時」ってドラマがあったら、
江口は間違いなく私だよ。
私はごっちんに右手を差し出し「ハサミ」と言った。
ごっちんは、すばやく、私にハサミを差し出した。
「完璧・・ですね」
ごっちんが憧れの眼差しで私を見た。
たった10分。
ノルウエイの森が、更地に。
そしたら、ナイスタイミングで、先輩とドクターが病室に来たので。
私は先輩に子犬のように駆け寄って
「剃毛したんで、確認してください」
って微笑んだ。
見て見て。
私の武勇伝。
先輩が、オーケーオーケーと、微笑んで患者さんを見た。
下半身を見た。
そして叫んだ。
「頭の手術よ――――――――!!」
この叫びをね、私は生涯忘れないと思います。
先輩、大西ライオンかと思った。
で、一同絶句。
患者さんも、私も、ごっちんも、先輩も、ドクターも。
ただ、病室の時計のカチカチカチカチって音だけが響いてた。
ご、ご覧のとおり、頭ボウボウなわけです。
で、でも、下はつるっつるなわけです。
「なんで・・こんなことに・・」ってドクター。
完っ全っに、剃る場所を間違ってるわけです、私。